自分のブログやサイトなどで、出来上がった漫画をアップロードして読んでもらう、という手もあります。それこそ不特定多数の人が読むので、いろいろな評価を受けられるという利点があります。

欠点は、酷評も一緒に入ってくるというところです。ネットの書き込みは匿名性が高いので、かなり辛辣な言葉が来るかもしれません。ですが、そこでヘコむのではなく、改善点、問題点として真摯に受け止め、次に活かすことが大事です。

ネット上には漫画やイラストをアップロードできるサイトもあります。自信のある人は、1話10円などで売るタイプのサイトを使うという道もあります。そこで売れっ子になるにはやはりプロ並みの画力とストーリーが必要ですが…。

地道に描き続け、話題になれば反響も多くなりますし、出版社に声を掛けてもらい、そのままデビューというのも夢話ではありません。

まずは下手でもいいので、コンスタントに漫画をアップロードし続けることです。見ている人は続きが早く読みたいものです。

そしてキチンと完結させること。しかしページ数は関係ないので、どこまでも世界観を広げることができます。

描き続けることで絵のレベルも上がりますし、難しい構図に挑戦することもできます。つまり、自分の好きな漫画が好きなだけ描けるということです。

あまりディープで難解な漫画は評価されにくいかもしれません。ですがとにかく描き続けて「私は漫画が描けます」アピールをすることです。

プロではないのでお金が発生しないため、コメントの内容や数がモチベーションになります。プロになっても、仕事は仕事、描きたいものはWEBで公開、という形態を取っている人もいます。

雑誌と違いグロシーンの規制も緩いので、本当はグロい漫画が描きたいんだー!という漫画家には重宝されているようです。

一つ注意したいのが、規制が緩いからと言ってどこまでも過激に描くと、運営や読み手からクレームが来ることです。とはいえどこまでがボーダーラインか非常に曖昧で、そこは描き手の倫理観が問われるところです。

ネットは老若男女、誰でも見ることができます。全年齢対象のものを描くか、R指定のものを描くか、自分の采配に掛かってきます。

最近はショッキングな内容のものがもてはやされる傾向にありますが、誰にでも受け入れられる漫画というのはそうそう描けるものではありません。R指定なら認証キーをつけるなど、対策を取りましょう。

漫画を配信し続けるのは、たぶん思うよりも非常に大変なことだと思います。ですがちょっとした漫画家気分も味わえますし、自分にとってデメリットは少ないはずです。

温めていたり放置していたネームを埋もれさせておくなんてもったいない!どんどん公開しましょう。温めておいても漫画の鮮度が落ちるだけです。そしてどんどん新しいネタを仕入れて完成させていきましょう。

この情報化社会で、ネットを利用しない手はありません。自分の漫画もまた、情報のひとつなのです。