パソコンで絵を描きたいけど、ペイントソフトがたくさんあってどれがいいのか分からない!という人のために、数あるペイントソフトの中でも広く使われているものをご紹介します。

Photoshop(フォトショップ)・・・有料
恐らく世界で一番広く使われているペイントソフトです。漫画やイラストのみならず写真加工にも使われています。というか本来は写真のレタッチ用ソフトなので、「フォトショップ」なのです。

フォトショップの最大の特徴は多機能ということです。レイヤー機能も充実、ブラシツールの数も豊富、自分で好きなブラシを作ることもできます。これ一つで下描きから線画、着色までできる万能ツールです。

欠点としては値段が高く、多機能すぎて、初心者にはとっつきにくいというところでしょうか。使いこなせればかなりの戦力になります。

CLIP STUDIO PAINT EX(クリスタ)・・・有料
漫画を描くならこれ!と言われるほど漫画に必要なツールが詰まっている逸品。値段も手ごろで、30日間無料の試用期間があります。

描き心地がかなり優秀で、アナログに限りなく近い描き心地を再現しています。つまりサラサラ描けるということですね。

また、トーンや効果線の種類も豊富、カラー原稿も描けるとあって、人気が高まっているソフトです。

GIMP(ギンプ)・・・無料
フォトショップを触ったことのある人ならインターフェイスが似ているギンプが使いやすいです。しかも無料。1度はダウンロードしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

決して漫画向けのソフトではありませんが、白黒原稿からカラー原稿まで描けるとあって、GIMPで主線を引いて効果やトーンは他のソフトで、という人もいます。惜しむらくは2になってから筆圧感知がなくなってしまったことでしょうか…。

MediBang Paint Pro(メディバンペイントプロ)・・・無料
無料ソフトで最強と言われるメディバンペイントプロ。クラウドアルパカと言った方がピンとくる人もいるかもしれません。

特徴は漫画に特化した機能が、無料なのに豊富なことです。また、WindowsとMacの両方に対応しています。

ComiLabo(コミラボ)・・・有料
モノトーン漫画に特化したペイントソフト。カラー原稿には向いていませんが、モノトーン漫画を描くだけならこれで充分機能を果たしてくれます。

試用版があり、なんと期間なしで使えます。ただし色々と制限があるので、公式ページにもありますが気に入ったら製品版を買ってね、とのことです。

プロの漫画家も使用しているとのことで、いかにモノトーン漫画に強いかお分かりいただけると思います。

人それぞれクセがありますので、これが一番!というのはありません。無料の試用版があるならば、どんどん試していくのが良いでしょう。自分に合ったソフトで快適に絵を描きたいものですね。

また、主線はAソフトで描き、効果線やトーンはBソフト、着色はCソフトと使い分ける人もいます。柔軟に絵を描くためには、デジタルツールもいくつか揃えておくのが良いでしょう。